転喩 (metalepsis)

Page Type	Category
Category ID	metalepsis
Superordiantes
Synonyms

Definition

あることを言うために別のことに語らせるのだが、別のこととは、あることに先だったり、後続したり、随伴したりするもの、付加的、状況的なもの、要するに、あることをただちに思い起こせるような形で結びつき関係しているもの

Subordinate Categories

Features

Functions

History and Related Terms

Examples in the Literature

* わが袖は潮干（しほひ）に見えぬ沖の石の人こそ知らね乾く間もなし（二条院讃岐）／〔わたしの袖は、潮が引いたときにも水に隠れて見えることのない沖の石のように人には気づかれないけれども、（あの人のことを想い）涙に濡れて乾く間もないのです〕

References

* 『日本語修辞辞典』（野内良三／国書刊行会）

Examples in the Corpus

タグ	#
転喩 (metalepsis)	89

「予は硯に呵し」	2020/04/26 15:31	Tetsuta Komatsubara
「予は紙に臨んで」	2020/04/26 15:31	Tetsuta Komatsubara
「手を麻痺せしめし」	2019/01/15 15:10
「腐肉を虫蛆（ちゅうそ）の食としたる」	2019/05/31 22:33
「人力車は梶棒を下しました」	2019/05/31 22:40
「血相さえ変るかと思うほどあせりにあせって」	2019/08/23 12:03
「お得意の数も指を折るほどしか無かった」	2019/05/31 22:50
「赤い顔をしずにいる」	2019/05/31 22:56
「ある地面などは生姜さえ碌に出来ない」	2019/06/29 18:26
「茶の間へ膝を入れる」	2019/06/08 22:48
「山嵐の踵（かかと）を踏んであとからすぐ現場へ馳けつけた」	2019/06/17 20:51
「振袖人形がハッと仰天した」	2019/09/03 17:19
「鼻ッペシを天つう向けやがって」	2019/06/18 14:22
「庭は一隅の梧桐の繁みから次第に暮れて来て」	2019/06/18 14:09
「半左右衛門が脆くもぺしゃんこになった」	2019/07/08 18:23
「婆さんは仏間に冷たくなって寝ているんだよ」	2019/01/28 17:09
「自分のしてゐる事に嘴を入れられる」	2019/09/20 18:15
「この世に無い人の数にはいつて居りました」	2019/10/03 12:17
「蠍が目を変に光らして云いました」	2019/06/08 22:59
「もう五十の阪に手がとどいて居りましたらうか」	2019/02/25 16:46
「いささか色を作（な）して」	2019/03/16 16:09	Ayumi Tamaru
「草書で白ぶすまを汚せる」	2019/06/08 23:02
「占めたと、膝を打ち」	2019/06/09 13:15
「脚はワナワナと顫（ふる）え」	2019/06/09 13:33
「汗は流れて踵まで至った」	2019/09/05 14:53
「蒼ざめた顔をして」	2019/06/09 13:45
「老人は顔色を失い」	2019/06/09 13:46
「手綱を必要とする弟子もある」	2019/06/09 13:53
「病臥中の王の頸（くび）をしめて」	2019/06/09 16:26
「子路は顔を赧らめた」	2019/06/09 16:28
「真蒼な顔をする」	2019/07/01 16:53
「一人を射るごとに目を掩（おお）うた」	2019/06/09 19:14
「子路は顔を曇らせた」	2019/06/09 16:57
「かみさんが頭を板の間へすりつけた」	2019/07/01 16:54
「顋（あご）を長くしてぼんやりしている」	2019/06/09 18:55
「胸に手を当ててごらん！」	2019/06/09 18:57
「佩刀（はいとう）をガチャガチャいわせた」	2019/06/09 18:59
「自分の母が狭斜（きょうしゃ）の巷に生い立った人である」	2019/10/03 12:19
「娘を金に替えた」	2019/06/09 19:07
「母の故郷の土を蹈（ふ）んだ」	2019/06/09 19:04
「その岩の上から腰を擡（もた）げた」	2019/06/09 19:13
「私の顔は青くなり」	2019/06/09 16:54
「私の顔は赤くなり」	2019/06/09 16:52
「あの地面は、一度も蹈（ふ）んだ覚えはなかった」	2019/06/09 21:43
「古川が真赤になって怒鳴り込んで来た」	2019/06/09 16:49
「夜鷹やほととぎすなどが咽頭をくびくびさせている」	2019/06/09 21:45
「庖丁の音をさせたり、台所をゴトツカせている」	2019/06/09 21:47
「庖丁の音をさせたり、台所をゴトツカせている」	2019/06/09 21:50
「東京の塵埃（じんあい）を背後（うしろ）にした」	2019/06/09 21:52
「がらがらと市街を走ってから、轅（ながえ）下ろす」	2019/06/09 21:55
「この花屋の門を叩いて」	2019/06/09 21:56
「ビールの酔いを肩先にあらわし」	2019/07/01 17:00
「初春の長閑な空気を無遠慮に振動させて」	2019/05/30 16:08
「『改造』などへ物を書いており」	2019/03/16 19:30	Ayumi Tamaru
「匙をとりあげると口と皿の間を往復させ食べ終るまで下へ置かず」	2019/01/28 17:39
「妹が猫イラズを飲んだ」	2019/06/09 22:41
「現実を写すだけならカメラと指が二三本あるだけで沢山ですよ」	2019/09/05 14:51
「八月十五日正午ラジオの放送が君が代で終る」	2019/06/29 12:13
「資本を飲むから大闇ができず」	2019/05/30 16:08
「この店を飲みほすと思うと」	2019/05/30 16:09
「血を吐いた余は土俵の上に仆れた（たおれた）相撲と同じ」	2019/08/22 18:59
「さんざん逃げまわったあげく二三か月は床についてしまう」	2019/06/09 22:54
「彼の答は心の中にあつただけだつた」	2019/09/05 14:49
「鉄道工夫が鶴嘴（つるはし）を上下させながら」	2019/06/09 23:02
「奥の六畳間でこっそり酔っぱらう」	2019/06/09 22:42
「お店のお客にけがされました」	2019/10/03 12:23
「その男の手にいれられました」	2019/10/03 12:24
「年中そこへ寝起している」	2019/06/12 00:06
「父親は酒くさいいきをしてかえった」	2019/06/12 00:09
「心から遠退いていた故郷と膝をつきあわせた」	2019/06/12 00:12
「あまがえるはすきとおる位青くなって」	2019/06/12 00:18
「あまがえるはすきとおる位青くなって、平伏いたしました」	2019/09/05 15:09
「空はまっ青にひかりました」	2019/06/12 15:45
「飴色の夕日にまっ青にすきとおって泣いている」	2019/09/05 15:14
「あまがえるはすきとおってまっ青になって」	2019/09/05 15:15
「あたりがみんなくらくらして、茶色に見えてしまった」	2019/06/12 16:17
「どぎまぎしてまっ赤になってしまい」	2019/06/09 17:00
「まっ赤になってうなずきました」	2019/09/05 15:06
「之を聞くと顔色を変えた」	2019/06/09 18:23
「故国に片足突っ込んだ儘（まま）」	2019/07/25 18:37
「色を作した太子疾が父の居間へ闖入する」	2019/06/09 18:25
「色蒼ざめて戦くばかり」	2019/06/09 18:26
「良夫の頸はがっくり前に落ち、鮮血がさっと迸る」	2019/06/12 16:21
「真蒼な顔をした儘、黙って息子のすることを見ていた」	2019/06/09 16:42
「思わず鶏の死骸を取り落し、殆ど倒れようとした」	2019/06/12 16:22
「一夜を共に過して」	2019/10/03 12:26
「前に連れてこさせると、叔孫はアッと声に出した」	2019/06/12 16:25
「病人が顔色を変える」	2019/06/09 16:44
「勝手な真似を始めたのだなと歯咬みをしながら」	2019/06/12 16:23

修辞技法のカテゴリー

目次