ex:a0025

「人力車は梶棒を下しました」

「人力車は梶棒を下しました」

Page Type	Example
Example ID	a0025
Author	芥川龍之介
Piece	「魔術」
Reference	『芥川龍之介』
Pages in Reference	231

Text

「ある時雨の降る晩のことです。私を乗せた人力車は、何度も大森界隈の険しい坂を上ったり下りたりして、やっと竹藪に囲まれた、小さな西洋館の前に梶棒を下しました。」

Context	Focus	Standard	Context
人力車は…小さな西洋館の前に	梶棒を下し	（止まり）

Rhetoric

	Category
1	転喩 (metalepsis)
2	迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	下ろす	>	停車する	下げる>停車する

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis)	梶棒を下ろす瞬間を見ているような臨場感を与える。

用例一覧, 芥川龍之介, 「魔術」, 『芥川龍之介』, 転喩 (metalepsis), 迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis), 下げる>停車する, 下げる（さげる）, 停車する（ていしゃする）, Y-Kasuga, A-Tamaru, T-Komatsubara

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)