ex:a2250
「あまがえるはすきとおる位青くなって」
「あまがえるはすきとおる位青くなって」
Page Type | Example |
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Example ID | a2250 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「カイロ団長」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 53 |
Text
「あまがえるはすきとおる位青くなって、財布をひっくりかえして見ましたが、たった一銭二厘しかありませんでした。」
Context | Focus | Standard | Context |
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あまがえるは | すきとおる位青くなって | (非常に怖くなって) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Pragmatics
Category | Effect |
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誇張法 (hyperbole) | 青さを透明度に転化させることで、青ざめる程度を大袈裟に戯画化する。 |
ユーモア (humour) | 「青くなって」だけでは修辞性は高くないが、「すきとおる位」という形容詞が誇張気味で面白さを加えている。 |
心理描写 (psychological-description) | 青ざめ過ぎて透明になるという誇張によってあまがえるが大変に驚いた様子を描く。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)