ex:a0540

「この世に無い人の数にはいつて居りました」

「この世に無い人の数にはいつて居りました」

Page Type	Example
Example ID	a0540
Author	芥川龍之介
Piece	「地獄変」
Reference	『芥川龍之介』
Pages in Reference	144

Text

「しかしさうなつた時分には、良秀はもうこの世に無い人の数にはいつて居りました。それも屏風の出来上つた次の夜に、自分の部屋の梁へ縄をかけて、縊れ死んだのでございます。」

Context	Focus	Standard	Context
良秀はもう	この世に無い人の数にはいつて	（死んで）	居りました

Rhetoric

	Category
1	転喩 (metalepsis)
2	婉曲語法 (euphemism)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	数に入る	>	死ぬ	含む>死ぬ

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
婉曲語法 (euphemism)	死という一般的に忌むべき事態を婉曲的に表現する。

用例一覧, 芥川龍之介, 「地獄変」, 『芥川龍之介』, 転喩 (metalepsis), 婉曲語法 (euphemism), 含む>死ぬ, 含む（ふくむ）, 死ぬ（しぬ）, Y-Kasuga, A-Tamaru, R-Kikuchi, T-Komatsubara

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)