ex:a2276
「あたりがみんなくらくらして、茶色に見えてしまった」
「あたりがみんなくらくらして、茶色に見えてしまった」
Page Type | Example |
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Example ID | a2276 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「カイロ団長」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 65 |
Text
「とのさまがえるはチクチク汗を流して、口をあらんかぎりあけて、フウフウといきをしました。全くあたりがみんなくらくらして、茶色に見えてしまったのです。」
Context | Focus | Standard | Context |
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くらくらして | (揺れ動いて) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
---|
Pragmatics
Category | Effect |
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描写 (description) | 「とのさまがえる」の目に映った異常な風景を描くことによって、通常とは大きくかけ離れた心理状態に陥っている様子を示唆する。 |
主観化 (subjectification) | 疲労によるめまいからくる視覚の乱れを、あたりが揺れ動き様子に投影して表現している。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)