category:epistrophe
結句反復・エピストロフィー (epistrophe)
結句反復・エピストロフィー (epistrophe)
Definition
強調などの表現効果を挙げるために,前の文(または節・句)の最後の語句を次の文(または節・句)の終わりで繰り返す修辞法
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Examples in the Literature
* 「その眼が姉さんらしく光っている間は至極無事であった.辻に居る車夫から『奥さん』と言われて,顔を紅めた頃の眼は未だ無事であった.岡見の妹の名を賞めて,涼子とは好い名だ,峰なんていうのはありふれていて面白くない,こう言って笑った頃の眼は未だ無事であった.岸本の為に旅の着物を縫いながら,『私がもし男なら,貴方と御一緒に旅でも何でもするんですけれど,――女の身体というものはそう思うようにいかないことが有るんですから』と言った頃の眼は未だ未だ無事であった」(島崎藤村『春』)
References
* 『現代言語学辞典』(田中春美[編集主幹]、樋口時弘・家村睦夫・五十嵐康男・倉又浩一・中村完・下宮忠雄・田中幸子[編集・執筆]/成美堂)
Examples in the Corpus
最終更新: 2024/01/20 17:31 (外部編集)