ex:a0997

「団子の食えないのは情ない。しかし許嫁が他心を移したのは、なお情ない」

「団子の食えないのは情ない。しかし許嫁が他心を移したのは、なお情ない」

Page Type Example
Example ID a0997
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 123

Text

食いたい団子の食えないのは情ない。しかし自分の許嫁が他人に心を移したのは、なお情ないだろう。

Context Focus Standard Context
食いたい団子の食えないのは情ない。しかし自分の許嫁が他人に心を移したのは、なお 情ない (みじめだ)

  • 「情けない」を悲しい程の意と取れば、ほぼ同じ用法の反復と解することもできる。団子が食べられないことと、許嫁の心が離れたことを、質の異なる情けなさと取ると、反復法と解釈できる。

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 情ない = 惨め 惨め=悲しい

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)