ex:a2430
「——できない。——異(ちが)う。——なんにもない。」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「——できない。——異(ちが)う。——なんにもない。」
| Example ID | a2430 |
|---|---|
| Category | 平行法・パリソン・イソコーロン (parallelism), 視点移動 (perspective-shift) |
Text
「この頃、私はまた別なことを空想しはじめている。それは、猫の爪をみんな切ってしまうのである。猫はどうなるだろう? おそらく彼は死んでしまうのではなかろうか? いつものように、彼は木登りをしようとする。——できない。人の裾を目がけて跳びかかる。——異(ちが)う。爪を研ごうとする。——なんにもない。」(梶井基次郎「愛撫」: 38)
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| ——できない。——異う。——なんにもない。 | () |
- 仮想的状況のなかで、猫が考えるであろうことを代弁している。
Conceptual Mapping
| Source | Relation | Target | Pattern |
|---|
Figurative Marker
| Marker | Elements |
|---|---|
| …しようとする。——。 |
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:42 (外部編集)
