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「的から一直線に続いたその最後の括(やはず)はなお弦を銜(ふく)むがごとくに見える」
「的から一直線に続いたその最後の括(やはず)はなお弦を銜(ふく)むがごとくに見える」
Text
「瞬く中に、百本の矢は一本のごとくに相連なり、的から一直線に続いたその最後の括(やはず)はなお弦を銜(ふく)むがごとくに見える。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 弦を銜む | (弓に接する) |
- 「括」は、矢の上端の弦を受ける所。矢が線状に連続し、一番後ろは、まだ弓の弦に接しているように見える様子を表す。
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | AはBがごとくに見える |
|---|---|
| Mapping Type | 概念メタファー |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|---|
| A | Target |
| B | Source |
| Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | A | は | B | は-既出のものに関する判断の主題 |
| 2 | B | が[ごとくに見える] | が-格助詞「の」に同じ | |
| 3 | B | [が]ごとく[に見える] | ごとし-類似-連用形 | |
| 4 | B | [がごとく]に[見える] | に-行われ方・あり方 | |
| 5 | B | [がごとくに]見える | 判ずる・判じる(はんずる・はんじる) |
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 図地構成 (figure-ground organization) | 矢を中心に当て続けたことで、全ての矢が一体となり、その矢の連なりが全体としては的から弦にまで届いているように見えることを表す。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
