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「全くターナーですね」
「全くターナーですね」
Text
「『あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね』と赤シャツが野だに云うと、野だは『全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ』と心得顔である。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 全く | ターナー | (ターナーの絵) | ですね |
- 松の具合が「ターナー」の絵のようであると述べている。
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 側写法 (metalepsis) | 「ターナー」という画家の名前によって、その個別の一作品ではなく、ターナーという画家がいかにも描きそうな雰囲気であることを示す。 |
| 省筆 (-) | 「いかにもターナーが描いた絵のよう(ですね)」の省略とも解釈できる。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
