ex:a0573
「全くターナーですね」
「全くターナーですね」
Text
「『あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね』と赤シャツが野だに云うと、野だは『全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ』と心得顔である。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
全く | ターナー | (ターナーの絵) | ですね |
- 松の具合が「ターナー」の絵のようであると述べている。
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
---|---|
Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|
Preceding | Morpheme | Following | Usage |
---|
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
側写法 (metalepsis) | 「ターナー」という画家の名前によって、その個別の一作品ではなく、ターナーという画家がいかにも描きそうな雰囲気であることを示す。 |
省筆 (-) | 「いかにもターナーが描いた絵のよう(ですね)」の省略とも解釈できる。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)