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よくある質問
このコーパスを研究に使うには?
データ利用ガイドラインに本コーパスのデータを研究に活用する場合の注意点がまとめられています。
用例のデータファイルもここからダウンロードできます。
誰がコーパスを編集するの?
プロジェクト協力者一覧が現在のプロジェクトメンバーで、編集を行っています。
レトリックをよく知っている方には、新たにプロジェクトメンバーに加わってもらいたいと考えています。プロジェクトメンバーには、編集権限のあるアカウントを発行し、現在のページをさらに改良する編集を行っていただきます。興味のある方はメールでご連絡下さい。
info[at]kotorica.net ([at]を@に変更して下さい)
意味を記述する上での問題点は?
このコーパスでは、シソーラスを用いた意味クラスの記述を行っています。しかし、シソーラスには、あらゆる語彙が収録されているわけではないため、シソーラスに未収録の語の記述には困難が伴います。現在までに分かっている問題点と方策は、以下のような点があります。
- その多の固有名:暗示引用 (allusion)では、文学作品などの固有名称が重要になりますが、適切な細目はなく、文学(ぶんがく)などに固有名を追加していくことを予定しています。
- 抽象概念:提喩・シネクドキ (synecdoche)でよくみられる「赤いもの」などの名詞句表現は、語彙的ではないため収録されていません。この場合は、赤 > 血のように、体言から体言への転義と考え、「赤」という概念を、「赤いもの」という意味で記述します。テキスト中の特定の人物(事物)を指す提喩は、Targetを「彼(かれ)」などの代名詞にリンクします。
- 反義語:概念コントラストの記述で、反対語がSourceとTargetが同じページになってしまうことがあります。例えば、肯定する←→否定するは、どちらも是認する(ぜにんする)になってしまいますが、SourceとTargetのページは別であるため、便宜的にはこのコントラストを表現できているものと考えます。(例)「ファルスとは、否定をも肯定し、肯定をも肯定し」、「故国ならざる故国に止って」。
- 句レベルの表現:転喩 (metalepsis)では、「手を合わせる」「くちばしを入れる」などの句レベルの起点表現がよくあります。「くちばしを入れる」は「口を出す(くちをだす)」に収録されています。このように、句レベルの表現であっても、慣習化しているものについては、収録されていることがあります。未収録の句表現については、便宜的に動詞だけをとって記述しているものもあります。
最終更新: 2019/11/29 13:18