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index:cx [2019/09/26 16:44]
tk [文法的シフトと意味的シフト]
index:cx [2019/09/26 17:00]
tk [換喩的属性と記述構文]
ライン 189: ライン 189:
   * (2) [[ex:​a0299]]   * (2) [[ex:​a0299]]
  
-これらの表現は、「ようだ」などの形式が用いられているという点で[[category:​simile]]であるが、従来の想定のように、隠喩を明示するという機能をもつわけではない。+これらの表現は、「ようだ」などの形式が用いられているという点で[[category:​simile]]であると言ってよいと思われるが、従来の想定のように、隠喩を明示するという機能をもつわけではない。
  
 ==== 文法的シフトと意味的シフト ==== ==== 文法的シフトと意味的シフト ====
ライン 196: ライン 196:
  
   * (1) [[ex:​a0537]]   * (1) [[ex:​a0537]]
-==== 換喩的属性と記述構文 ​====+==== 換喩的特徴の同定 ​====
  
 +[[fn:​feature-identification]]は、ある存在の特徴を、その存在自体であるように表現する。例えば、 (1) は、書棚に並ぶ本が、先生の人生を象徴するようなものばかりであったことを表現している。文法的にはこの表現は、「そこに並んでいたの」を「先生の人生そのもの」として同定する機能をもつが、述部名詞句は換喩的な特徴を表すものとして解釈できる。
  
-[[fn:​description]]+  * (1)「そこに並んでいたのは、本というよりむしろ先生の人生そのものだった」
  
 ===== 構文の一覧 ===== ===== 構文の一覧 =====