ex:a2424

「児戯に類した空想もながく生き延びる」

「児戯に類した空想もながく生き延びる」

Page Type	Example
Example ID	a2424
Author	梶井基次郎
Piece	「愛撫」
Reference	『梶井基次郎』
Pages in Reference	36-37

Text

「『切符切り』でパチンとやるというような、児戯に類した空想も、思い切って行為に移さない限り、われわれのアンニュイのなかに、外観上の年齢を遙かにながく生き延びる。」

Context	Focus	Standard	Context
空想も	生き延びる	（持続する）

Rhetoric

	Category
1	隠喩・メタファー (metaphor)
2	活喩 (prosopopeia)
3	異例結合 (-)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	生き延びる	=	持続する	存続する=生きる

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
活喩 (prosopopeia)	死ぬはずのところを助かって命をながらえた人のように、消えてしまうはずの空想がしぶとく残り続けているという印象がある。
異例結合 (-)	「空想」という抽象体に「生き延びる」という生存を表す動詞を結び付ける。

用例一覧, 梶井基次郎, 「愛撫」, 『梶井基次郎』, 隠喩・メタファー (metaphor), 活喩 (prosopopeia), 異例結合 (-), 存続する=生きる, 生きる（いきる）, 存続する（そんぞくする）, A-Tamaru, K-Kambara, T-Komatsubara, R-Kikuchi, Y-Hirakawa

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)