ex:a2373

「私は街の上で非常に幸福であった」

「私は街の上で非常に幸福であった」

Page Type	Example
Example ID	a2373
Author	梶井基次郎
Piece	「檸檬」
Reference	『梶井基次郎』
Pages in Reference	17

Text

「始終私の心を圧えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらか弛んで来たとみえて、私は街の上で非常に幸福であった。」

Context	Focus	Standard	Context
	街の上で	（街で）

「街」は場所なので、街にいるならば、街の「上」にいることは含意される。

Rhetoric

	Category
1	冗語法 (pleonasm)
2	含意法 (implication)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
含意法 (implication)	「街」は場所なので、街にいるならば、街の「上」にいることは含意される。
冗語法 (pleonasm)	街にいるならば「街の上」にいるはずなので冗語的である。

用例一覧, 梶井基次郎, 「檸檬」, 『梶井基次郎』, 冗語法 (pleonasm), 含意法 (implication), A-Tamaru, T-Komatsubara, R-Kikuchi, T-Komatsubara

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)