ex:a2287
「ジョバンニはどしどし学校の門を出て来ました」
「ジョバンニはどしどし学校の門を出て来ました」
Page Type | Example |
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Example ID | a2287 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「銀河鉄道の夜」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 189 |
Text
「ジョバンニが学校の門を出るとき、同じ組の七八人は家へ帰らずカムパネルラをまん中にして校庭の隅の桜の木のところに集まっていました。それはこんやの星祭に青いあかりをこしらえて川へ流す烏瓜(からすうり)を取りに行く相談らしかったのです。 けれどもジョバンニは手を大きく振ってどしどし学校の門を出て来ました。すると町の家々ではこんやの銀河の祭りにいちいの葉の玉をつるしたりひのきの枝にあかりをつけたりいろいろ仕度(したく)をしているのでした。」
Context | Focus | Standard | Context |
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どしどし | (急いで) | 学校の門を出て来ました |
Rhetoric
Category | |
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1 | オノマトペ (ideophone) |
2 | イメジャリー・イメージ (imagery) |
3 | 迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis) |
4 | 類像性・イコン性 (iconicity) |
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Pragmatics
Category | Effect |
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イメジャリー・イメージ (imagery) | 急いで大股で歩いている様子が想起される。 |
迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis) | 「どしどし」という擬態語によって、ジョバンニが門から出てくる様子を見たままに描いている印象を与える。 |
類像性・イコン性 (iconicity) | 「どし」という擬態語の繰り返しにより、ジョバンニの手の振りや勢いに継続性を付与する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)