ex:a2270
「からだはまるでへたへた風のようになり」
「からだはまるでへたへた風のようになり」
Page Type | Example |
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Example ID | a2270 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「カイロ団長」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 61 |
Text
「みんなあんまり一生けん命だったので、汗がからだ中チクチクチクチク出て、からだはまるでへたへた風のようになり、世界はほとんどまっくらに見えました。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
Rhetoric
Category | |
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1 | 直喩・シミリ (simile) |
2 | イメジャリー・イメージ (imagery) |
3 | 心理描写 (psychological-description) |
4 | 類像性・イコン性 (iconicity) |
Semantics
Grammar
Construction | AはまるでBのようになり |
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Mapping Type | 概念メタファー |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Target |
B | Source |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
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1 | A | は | なり | は-既出のものに関する判断の主題 |
2 | まるで | ように | ちょうど(ちょうど) | |
3 | B | の[ようになり] | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 | |
4 | B | [の]ように[なり] | 様-類似-連用形 | |
5 | B | [のように]なり | 変質する(へんしつする) |
Pragmatics
Category | Effect |
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イメジャリー・イメージ (imagery) | 風という実体のない事象に体を比することで、甚だしく疲労した体に力が入らない様子を想起させる。 |
心理描写 (psychological-description) | 風という実体のない事象に体を比することで、甚だしく疲労した体に力が入らず、自分自身の実体性が薄れる実感を表明する。 |
類像性・イコン性 (iconicity) | 「へた」という擬態語を繰り返すことにより、一定の期間にわたって吹き続ける風のイメージを喚起する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)