ex:a2263
「けむりのようなかびの木」
「けむりのようなかびの木」
Page Type | Example |
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Example ID | a2263 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「カイロ団長」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 57 |
Text
「『千本持って来いというのなら、千本持って行ったらいいじゃありませんか。そら、そこにあるそのけむりのようなかびの木などは、一つかみ五百本にもなるじゃありませんか。』」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
けむり | かびの木 |
- 軽くてか弱い様子を、誇張的に「けむり」と表したものか。
Rhetoric
Semantics
Grammar
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Source |
B | Target |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
---|---|---|---|---|
1 | A | の[ような] | B | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 |
2 | A | [の]ような | B | 様-類似-連体形 |
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
明晰 (clarity) | カビの灰色の色味を煙の灰色によって分かりやすく表現する。 |
イメジャリー・イメージ (imagery) | 煙という実体を持たないものに木を比することで、一掴みで五百本にもなるほどの一本一本の質量の少なさを提示する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)