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「とうもろこしの影法師を二千六百寸も遠くへ投げ出す」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「とうもろこしの影法師を二千六百寸も遠くへ投げ出す」

Text

「朝は、黄金色(きんいろ)のお日さまの光が、とうもろこしの影法師を二千六百寸も遠くへ投げ出すころからさっぱりした空気をすぱすぱ吸って働き出し、 夕方は、お日さまの光が木や草の緑を飴色にうきうきさせるまで歌ったり笑ったり叫んだりして仕事をしました。」(宮沢賢治「カイロ団長」: 47)

Context Focus Standard Context
二千六百寸も () 遠くへ
  • 人間の指標で考えたときに、二千六百寸(=78.78m)は「遠く」を表すために適切かどうかは不明であるものの、ここでは蛙目線で話が進められているため、「遠く」を表すために用いられる距離としては十分である。また、二千六百寸という表現は「遠くへ」という意味を表すために用いられているが、文脈中に「遠くへ」という表現自体が存在しているため、厳密には「二千六百寸=遠く」ではなく、「遠くへ」という表現を強調するための表現である。
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
二千 > 遠い metonymy
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:41 (外部編集)