ex:a2210

「時どき過ぎる水族館のような電車」

「時どき過ぎる水族館のような電車」

Page Type Example
Example ID a2210
Author 梶井基次郎
Piece 「冬の日」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 302

Text

その遠くの交叉路には時どき過ぎる水族館のような電車。

Context Focus Standard Context
水族館 電車

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 水族館 = 電車 動力車=博物館

Grammar

Construction AのようなB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような B 様-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
アナロジー・類推 (analogy) 車窓を水槽と見立てることで、電車を水族館とする類比を成立させる。
描写 (description) 水族館という鑑賞物を喩辞に用いることで、傍観者として電車の過ぎるのを見ている自身の姿を表す。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)