ex:a2168

「それを『声がわり』だと云って笑ったりしました」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「声がわり」

Example ID a2168
Category 隠喩・メタファー (metaphor)
Text

「鉛筆の秀(ほ)をとがらして私はOにもその音(=wasteという文字を書く音)をきかせました。Oは眼を細くして「きこえる、きこえる」と云いました。そして自身でも試みて字を変え紙質を変えたりしたら面白そうだと云いました。また手加減が窮屈になったりすると音が変る。それを「声がわり」だと云って笑ったりしました。家族の中でも誰の声らしいと云いますから末の弟の声だろうと云ったのに関聯してです。」(梶井基次郎「橡の花」: 241-242)

Context Focus Standard Context
声がわり (音の変化)
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
声変わり = 変化 鉛筆の音=人間の声
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:40 (外部編集)