ex:a2146

「頭を出している赤い屋根」

「頭を出している赤い屋根」

Page Type	Example
Example ID	a2146
Author	梶井基次郎
Piece	「路上」
Reference	『梶井基次郎』
Pages in Reference	226

Text

「自分は友人と肩を並べて、起伏した丘や、その間に頭を出している赤い屋根や、眼に立ってもくもくして来た緑の群落のパノラマに向き合っていた。」

Context	Focus	Standard	Context
	頭	（先っぽ）	を出している赤い屋根

Rhetoric

	Category
1	隠喩・メタファー (metaphor)
2	擬人法 (personification)
3	死喩 (dead metaphor)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	頭部	=	先っぽ	先=頭部

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
擬人法 (personification)	群落に並ぶ民家に、整列して立っている群衆のような印象を与える。
死喩 (dead metaphor)	建物などの上部を指す言い回しとして高度に定着した「頭」によって平板に表現している。

用例一覧, 梶井基次郎, 「路上」, 『梶井基次郎』, 隠喩・メタファー (metaphor), 擬人法 (personification), 死喩 (dead metaphor), 先=頭部, 頭部（とうぶ）, 先（さき）, A-Tamaru, K-Kambara, T-Komatsubara, Y-Hirakawa

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)