ex:a2118

「動き出すことの禁ぜられた沼のように淀んだところ」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「動き出すことの禁ぜられた沼のように淀んだところ」

Example ID a2118
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「何をやりはじめてもそういうふうに中途半端中途半端が続くようになって来た。またそれが重なってくるにつれてひとりでに生活の大勢が極ったように中途半端を並べた。そんなふうで、自分は動き出すことの禁ぜられた沼のように淀んだところをどうしても出切ってしまうことができなかった。」(梶井基次郎「泥濘」: 209)

Context Focus Standard Context
動き出すことの禁ぜられた沼 中途半端 淀んだ
  • タイトルの「泥濘」に関連した比喩か
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
= 中途半端 行動を起こすことができない
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のように
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:40 (外部編集)