ex:a1977
「彼は薔薇の葉の匂のする懐疑主義を枕にしながら」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「彼は薔薇の葉の匂のする懐疑主義を枕にしながら」
Example ID | a1977 |
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Category | 隠喩・メタファー (metaphor) |
Text
「彼は薔薇の葉の匂のする懐疑主義を枕にしながら、アナトオル・フランスの本を読んでゐた。が、いつかその枕の中にも半身半馬神のゐることには気づかなかつた。」(芥川龍之介「或阿呆の一生」: 411)
Context | Focus | Standard | Context |
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薔薇の葉の匂のする | (危険な感じのする) | 懐疑主義 |
- 芥川龍之介訳のアナトール・フランス『バルタザアル』に「十二日の旅が了をはると、漸く薔薇のにほひがし始めた。それからぢきに、シバの市をめぐつてゐる庭園が見え出した。一行は通りすがりに、花ざかりの柘榴ざくろの木の下で若い女が大ぜい踊つてゐるのに遇つた。」とある。
Conceptual Mapping
Figurative Marker
Marker | Elements |
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Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:39 (外部編集)