ex:a1949

「純金の匙をおもちゃにしています」

「純金の匙をおもちゃにしています」

Page Type	Example
Example ID	a1949
Author	芥川龍之介
Piece	「河童」
Reference	『芥川龍之介』
Pages in Reference	342

Text

「『プウ・フウ新聞の記者たちはもちろん労働者の味かたです。しかし記者たちを支配するものはクイクイのほかはありますまい。しかもクイクイはこのゲエルの後援を受けずにはいられないのです。』ゲエルは相変わらず微笑しながら、純金の匙をおもちゃにしています。」

Context	Focus	Standard	Context
純金の匙を	おもちゃ	（）	にしています

Rhetoric

	Category
1	隠喩・メタファー (metaphor)
2	カテゴリー転換 (-)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	おもちゃ	>	さじ	おもちゃ>さじ

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
カテゴリー転換 (-)	匙ーしかも純金でできた高価なものーを、ただ自分の楽しみのための道具としている様子が窺える。

用例一覧, 芥川龍之介, 「河童」, 『芥川龍之介』, 隠喩・メタファー (metaphor), カテゴリー転換 (-), おもちゃ>さじ, おもちゃ（おもちゃ）, さじ（さじ）, Y-Kasuga, N-Mori, R-Kikuchi, Y-Hirakawa

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)