ex:a1943

「安楽椅子にすわっているところはほとんど幸福そのものです」

「安楽椅子にすわっているところはほとんど幸福そのものです」

Page Type Example
Example ID a1943
Author 芥川龍之介
Piece 「河童」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 336

Text

ゲエルは資本家中の資本家です。おそらくはこの国の河童の中でも、ゲエルほど大きい腹をした河童は一匹もいなかったのに違いありません。しかし茘枝(れいし: ライチ)に似た細君や胡瓜に似た子どもを左右にしながら、安楽椅子にすわっているところはほとんど幸福そのものです。

Context Focus Standard Context
ほとんど 幸福 (幸福な人) そのものです

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 幸福 > 河童 禍福>ばく

  • 「そのもの」を、いかにもそうだといった意味で解釈する場合は、字義通りとも取れる。ここでは、「幸福」という概念そのものの体現である、という意味で解釈する。

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)