ex:a1667

「まったく幼い子供の無心さと変るところがない」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「まったく幼い子供の無心さと変るところがない」

Example ID a1667
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「彼は女を寝床へねせて、その枕元に坐り、自分の子供、三ツか四ツの小さな娘をねむらせるように額の髪の毛をなでてやると、女はボンヤリ眼をあけて、それがまったく幼い子供の無心さと変るところがないのであった。」(坂口安吾「白痴」: 263)

Context Focus Standard Context
幼い子供の無心さ それ[=女の表情]
  • 「それ」が表情を表すのは、メトニミー照応の例。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
子供 = 無心
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure まったく…と変るところがない
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:38 (外部編集)