ex:a1540

「政治は大海の波のごとくに歩いて行く」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「政治は大海の波のごとくに歩いて行く」

Example ID a1540
Category 隠喩・メタファー (metaphor)
Text

「政治家によし独創はなくとも、政治は歴史の姿に於て独創をもち、意慾をもち、やむべからざる歩調をもって大海の波のごとくに歩いて行く。何人が武士道を案出したか。之も亦歴史の独創、又は嗅覚であったであろう。」(坂口安吾「堕落論」: 216)

Context Focus Standard Context
政治は 歩いて行く (進んでいく)
  • 政治=人/政治=波の混合比喩。政治を人で喩える隠喩は、政治>政治家の換喩を基盤としていると考えられる。例えば同作品の「日本の政治家達は絶対君主の必要を嗅ぎつけていた」では、「政治」ではなく「政治家」の嗅覚が問題にされている。しかし、ここでは政治を擬人化することに焦点が置かれている。
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
歩く = 進展する 進行
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:38 (外部編集)