ex:a1451

「霧を吸い木の芽をくい、モモンガーを退治してすき焼をつくり」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「霧を吸い木の芽をくい、モモンガーを退治してすき焼をつくり」

Example ID a1451
Category 列挙法・列挙・列叙 (enumeration)
Text

「ところがこの掘立小屋を借り受けて、霧を吸い木の芽をくい、弓でもってモモンガーを退治してすき焼をつくり、人間は一ヶ月五円でもって楽々と生活ができるものだと悟りをひらき、勿体ぶった顔付をして深山を散策したり本を読んだりしていた男が、どうもこの男じゃなかったかという話がある。」(坂口安吾「勉強記」: 132)

Context Focus Standard Context
霧を吸い木の芽をくい すき焼をつくり ()
  • 「霧を吸い木の芽をくい」で仙人的な生活を示唆しながら、「すき焼」で俗的な生活もしていることも挙げる。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
すき焼 > 生活 焼き魚>生活
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
  • 急落 「霧を吸い木の芽をくい」という箇所は、俗世を離れ、精進生活をしていることを期待させるが、「すき焼き」で肉食を例示して期待を裏切る。
最終更新: 2019/09/06 20:58