ex:a1449
「蟇やゴリラはめったに人に話しかけない」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「蟇やゴリラはめったに人に話しかけない」
| Example ID | a1449 |
|---|---|
| Category | 提喩・シネクドキ (synecdoche) |
Text
「穏良な坊主の子弟のことだからこの怪物の入学には一方ならず怯えた形で、だから少しぐらい神経衰弱になっても試験のある学校へ行くべきであったと今更嘆いてみたのであったが、栗栖按吉に話しかけられることがあると、気の毒なほどひやりと顔色を変えるのであった。が、幸いにして、読者ももとより御承知の通り、蟇やゴリラはめったに人に話しかけない。」（坂口安吾「勉強記」: 131）
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 蟇やゴリラ | （話さないもの） | はめったに人に話しかけない |
- Caution!「栗栖按吉に話しかけられる」を受けて、暗黙のうちに栗栖を「蟇やゴリラ」と同列に扱う。「蟇やゴリラはめったに人に話しかけない」ということは事実であるため、隠喩ではない。
Conceptual Mapping
Figurative Marker
| Marker | Elements |
|---|---|
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:38 (外部編集)