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「サイダーがあるから、ぜひ上れという」
「サイダーがあるから、ぜひ上れという」
Text
「今日はただ挨拶にきただけだ、いずれゆっくり来るからと私が言うのに、いや、そんなことを云わずに、サイダーがあるから、ぜひ上れという。無理にすすめるので、それでは、と私が上ると、奥さんをよんで、オイ、サイダーを買ってこい、と言うので、これには面喰(めんくら)ったものだ。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| サイダーがある | (サイダーでも出す) | から、ぜひ上れ |
- 実際にはサイダーが無いのに、誘う口実を作っている。
Rhetoric
Semantics
| Source | Relation | Target | Pattern |
|---|
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 誤解誘導 (-) | 「サイダーがある」ことは話の流れでは前提となっているため、事実であることが含意されるのに、実際にはなかったという点で、これは虚偽である。ここでは、「私」を引き留めるための虚偽の口実として機能している。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
