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「野宿して乞食のように生きており」
「野宿して乞食のように生きており」
Text
「毎晩負けて土蔵へ入れられる辛らさに、とうとう家出をした。街のゴミタメを漁って野宿して乞食のように生きており、どうしても掴まらなくなり、一年ぐらい彷徨しているうちに、警察の手で精神病院へ送られた。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 乞食 | (従兄) |
- 特定の人(=従兄)を描写する直喩表現で、概念メタファーではない。
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|---|
| A | Source |
| B | Elaboration |
| Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | A | の[ように] | B | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 |
| 2 | A | [の]ように | B | 様-類似-連用形 |
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 明晰 (clarity) | 野外で落ちぶれた生活をしている様子を、落伍者の典型である乞食によって表象することで分かりやすく表す。 |
| 評価 (evaluation) | 落伍者の典型である乞食によって表象することで、表象される対象に向けられた、みじめであるという語り手の評価も示される。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
