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「音の真空状態というものの底へ落ちた雪」
「音の真空状態というものの底へ落ちた雪」
Text
「知らない人は吹雪の激しさを思うようだが、ピュウピュウと悲鳴のように空の鳴る吹雪よりも、あらゆる音というものが完全に絶え、音の真空状態というものの底へ落ちた雪のふりつむ夜のむなしさは切ないものだ。ああ、又、深雪だなと思う。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 音の真空状態というものの | 底 | (地面) | へ落ちた雪 |
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| カテゴリー転換 (-) | 音がまったくしないという聴覚的な情報に関する捉え方が、「真空状態」という容器と圧力の情報へと転換されている。 |
| 擬物法・結晶法 (hypostatization) | 大気が、密閉された容器のようなイメージで捉えられている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
