ex:a1304
「家が朽ちてゆくばかりの存在を続けている」
「家が朽ちてゆくばかりの存在を続けている」
| Page Type | Example |
|---|---|
| Example ID | a1304 |
| Author | 梶井基次郎 |
| Piece | 「ある崖上の感情」 |
| Reference | 『梶井基次郎』 |
| Pages in Reference | 101 |
Text
「しかしその谷に当ったところには陰気なじめじめした家が、普通の通行人のための路ではないような隘路をかくして、朽ちてゆくばかりの存在を続けているのだった。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 家が | 存在を続けている | (存在している) |
- 「朽ちてゆくばかりの存在」という表現を生かすために不自然な言い回しになっている。「朽ちてゆくばかりに存在している」という程の意味と考えられる。
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 意味構文 (synesis) | 「朽ちてゆくばかりの存在」という表現を生かすために不自然な言い回しになっている。 |
| 風景描写 (scene-description) | 家が「朽ちてゆくばかりに存在している」という程の意味と考えられる。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
