ex:a1302
「だんだんもつれて来る頭」
「だんだんもつれて来る頭」
| Page Type | Example |
|---|---|
| Example ID | a1302 |
| Author | 梶井基次郎 |
| Piece | 「ある崖上の感情」 |
| Reference | 『梶井基次郎』 |
| Pages in Reference | 100 |
Text
「生島はだんだんもつれて来る頭を振るようにして電燈を点し、寝床を延べにかかった。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| もつれて | () | 来る頭 |
Rhetoric
| Category | |
|---|---|
| 1 | 隠喩・メタファー (metaphor) |
| 2 | イメジャリー・イメージ (imagery) |
| 3 | 心理描写 (psychological-description) |
| 4 | 評価 (evaluation) |
| 5 | 擬物法・結晶法 (hypostatization) |
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| イメジャリー・イメージ (imagery) | 糸が複雑に絡み合ってもつれてしまった厄介なイメージを通して、思考が複雑化していることを表現している。 |
| 心理描写 (psychological-description) | 思考が複雑化し何をどういう筋道で考えているのか分からなくなってしまったということが表現されている。 |
| 評価 (evaluation) | 思考が複雑化し何をどういう筋道で考えているのか分からなくなってしまったということが、否定的評価を伴って視覚的に表現されている。 |
| 擬物法・結晶法 (hypostatization) | 思考内容を糸という具体物として表現する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
