ex:a1274
「南京鼠の匂いでもしそうな汚いエキゾティシズムが感じられた」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「南京鼠の匂いでもしそうな汚いエキゾティシズムが感じられた」
| Example ID | a1274 |
|---|---|
| Category | 直喩・シミリ (simile) |
Text
「黙ってウエイトレスは蓄音器をとめた。彼女は断髪をして薄い夏の洋装をしていた。しかしそれには少しもフレッシュなところがなかった。むしろ南京鼠の匂いでもしそうな汚いエキゾティシズムが感じられた。」(梶井基次郎「ある崖上の感情」: 88)
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 南京鼠の匂い | (汚い) |
- 「南京鼠」は中国産ハツカネズミ。極めて小型。
Conceptual Mappings
| Source | Relation | Target | Pattern |
|---|---|---|---|
| ねずみ | > | 汚い | ウエイトレスが着ている洋装のエキゾティシズムの汚さ=南京鼠の匂いがする汚さ |
Figurative Constructions
| Construction | 隠喩性構文 |
|---|---|
| Structure | むしろ…でもしそうな |
| Function | Source() = Target() ← Ground() |
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:37 (外部編集)
