ex:a1253

「河鹿(かじか)が恐る恐る顔を出す」

以前のリビジョンの文書です


lv5-「河鹿(かじか)が恐る恐る顔を出す」

Example ID a1253
Category 擬人法 (personification)
Text

「やっとしばらくすると水の中やら石の蔭から河鹿(かじか)がそろそろと首を擡(もた)げはじめる。気をつけて見ていると実にいろんなところから——それが皆申し合わせたように同じぐらいずつ——恐る恐る顔を出すのである。すでに私は石である。彼らは等しく恐怖をやり過ごした体で元のところへあがって来る。」(梶井基次郎「交尾」: 64)

Context Focus Standard Context
恐る恐る () 顔を出す
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
人間 = かえる 両生類=人間
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
  • 擬人化 カエルである「河鹿」が人間のような感情をもっているように感じられる。
最終更新: 2019/09/20 13:14