ex:a1233

「気味の悪い畜類の飛んでいるのが感じられる」

「気味の悪い畜類の飛んでいるのが感じられる」

Page Type	Example
Example ID	a1233
Author	梶井基次郎
Piece	「交尾」
Reference	『梶井基次郎』
Pages in Reference	57

Text

「星空を見上げると、音もしないで何匹も蝙蝠が飛んでいる。その姿は見えないが、瞬間瞬間光を消す星の工合から、気味の悪い畜類の飛んでいるのが感じられるのである。」

Context	Focus	Standard	Context
気味の悪い	畜類	蝙蝠	の飛んでいる

Rhetoric

	Category
1	提喩・シネクドキ (synecdoche)
2	変態法 (-)
3	換称 (antonomasia)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	畜類	>	こうもり	獣>針もぐら

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
変態法 (-)	蝙蝠を「気味の悪い畜類」と呼び変え、態度を変えている。
換称 (antonomasia)	夜で姿が見えないことを、より抽象的な分類で呼ぶことと対応づけている。

用例一覧, 梶井基次郎, 「交尾」, 『梶井基次郎』, 提喩・シネクドキ (synecdoche), 変態法 (-), 換称 (antonomasia), 獣>針もぐら, 獣（じゅう）, 針もぐら（はりもぐら）, A-Tamaru, A-Tamaru, R-Kikuchi, T-Komatsubara

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)