ex:a1229

「木が幻燈のように光を浴びている」

以前のリビジョンの文書です


「幻燈」

Example ID a1229
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「行手は如何ともすることのできない闇である。この闇へ達するまでの距離は百米あまりもあろうか。その途中にたった一軒だけ人家があって、楓のような木が幻燈のように光を浴びている。大きな闇の風景のなかでただそこだけがこんもり明るい。」(梶井基次郎「闇の絵巻」: 54)

Context Focus Standard Context
幻燈 (人家の明かり) 光を浴びている
  • 実景が虚構的に見えるというイメージが連続している
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
幻燈 = 人家の明かり 人家の明かり=幻灯
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:37 (外部編集)