ex:a1164
「枯野に窮死した先達を歎かずに、薄暮に先達を失った自分たち自身を歎いてゐる」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「枯野に窮死した先達を歎かずに、薄暮に先達を失った自分たち自身を歎いてゐる」
Example ID | a1164 |
---|---|
Category | 隠喩・メタファー (metaphor), 寓意・アレゴリー (allegory) |
Text
「だから師匠はやはり発句の中で、しばしば予想を逞くした通り、限りない人生の枯野の中で、野ざらしになったと云って差支えない。自分たち門弟は皆師匠の最後を悼まずに、師匠を失った自分たち自身を悼んでゐる。枯野に窮死した先達を歎かずに、薄暮に先達を失った自分たち自身を歎いてゐる。が、それを道徳的に非難して見た所で、本来薄情に出来上つた自分たち人間をどうしよう。」(芥川龍之介「枯野抄」: 303)
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
枯野に窮死した先達を歎かずに、薄暮に先達を失った自分たち自身を歎いてゐる | (師匠の最後を悼まずに、師匠を失った自分たち自身を悼んでゐる) |
Conceptual Mappings
Figurative Construction
Construction | |
---|---|
Mapping Schema | |
Functional Type |
Rhetorical Effects
最終更新: 2020/09/14 23:38