ex:a1154

「まるで際限ない寒空でも望むやうに遠い所を見やつてゐる」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「まるで際限ない寒空でも望むやうに遠い所を見やつてゐる」

Example ID a1154
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「殊に傷しいのはその眼の色で、これはぼんやりした光を浮べながら、まるで屋根の向うにある、際限ない寒空でも望むやうに、徒に遠い所を見やつてゐる。」(芥川龍之介「枯野抄」: 294)

Context Focus Standard Context
屋根の向うにある、際限ない寒空でも望む (遠い所を見やつている)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
望む = 見やる 見ている場所
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure まるで…やうに
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)