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「父について無であり」
「父について無であり」
Text
「これは私にとては今もって無関係の世界であり、父はともかく『家』として兄について考えておったが、私にとっては、父と子の関係はなかった。私にとっては、父のない子供より父が在るだけ父について無であり、ただ墨をすらせる不快な老人を知っていただけであった。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 父について | 無 | (無知) | であり |
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 前景化 (foregrounding) | 「無」という抽象的な表現により、「無知」「無関心」「無感情」など具体的に何か一つが「無い」のではなく、「無い」ことを前景化する。 |
| 極言 (-) | 全部ひっくるめて「無い」ことを強く表現する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
