ex:a1107

「自分とは関係のない存在だと切り離してしまっていた」

「自分とは関係のない存在だと切り離してしまっていた」

Page Type Example
Example ID a1107
Author 坂口安吾
Piece 「石の思い」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 66-67

Text

父親などは自分とは関係のない存在だと私は切り離してしまっていた。

Context Focus Standard Context
父親などは 切り離して (無視して)

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 切り放す = 無視する 冷遇する=分割する

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬物法・結晶法 (hypostatization) 自分と父親の関係性という抽象的な性質を、切り離すことのできるモノとして表現する。
極言 (-) 父親と自分との本来的な結びつきを前提したうえで、その一体性を自ら否定し、今では父親との関係を一切もっていないという認識が表現されている。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)