ex:a1104
「電信柱のごとく断じて心臓を展(ひら)くことを拒む」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「電信柱のごとく断じて心臓を展(ひら)くことを拒む」
Example ID | a1104 |
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Category | 直喩・シミリ (simile) |
Text
「ファルスの作者というものは、決して誰にも(無論自分自身にも——)同情なんかしようとはしないものだ。頑(がん)として、木像のごとく木杭(きぐい)のごとく、電信柱のごとく断じて心臓を展(ひら)くことを拒むものである。そして、このおよそ有(あら)ゆる物への冷酷な無関心によって、結局およそ有(あら)ゆる物を肯定する、という哀れな手段を、ファルス作家は金科玉条として心得ているだけである。」(坂口安吾「FARCEに就て」: 60)
Context | Focus | Standard | Context |
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電信柱 | (ファルスの作者) |
- 真っ直ぐただ立っているだけのものを列挙して引き合いに出している。
Conceptual Mappings
Figurative Constructions
Construction | 隠喩性構文 |
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Structure | のごとく |
Function | Source() = Target() ← Ground() |
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)