ex:a1098

「途方もない矛盾の玉をグイとばかりに呑みほす」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「途方もない矛盾の玉をグイとばかりに呑みほす」

Example ID a1098
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「諦めを肯定し、溜息を肯定し、何言ってやんでいを肯定し、と言ったようなもんだよを肯定し——つまり全的に人間存在を肯定しようとすることは、結局、途方もない混沌を、途方もない矛盾のを、グイとばかりに呑みほすことになるのだが、しかし決して矛盾を解決することにはならない、人間ありのままの混沌を、永遠に肯定しつづけて止まない所の根気のほどを、呆れ果てたる根気の程を、白熱し、一人熱狂して持ちつづけるだけのことである。」(坂口安吾「FARCEに就て」: 57)

Context Focus Standard Context
(矛盾)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
= 矛盾 性質=物
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)