ex:a1097
「と言ったようなもんだよを肯定し」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「と言ったようなもんだよを肯定し」
Example ID | a1097 |
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Category | 品詞転換 (conversion) |
Text
「諦めを肯定し、溜息を肯定し、何言ってやんでいを肯定し、と言ったようなもんだよを肯定し——つまり全的に人間存在を肯定しようとすることは、結局、途方もない混沌を、途方もない矛盾の玉を、グイとばかりに呑みほすことになるのだが、しかし決して矛盾を解決することにはならない、人間ありのままの混沌を、永遠に肯定しつづけて止まない所の根気のほどを、呆れ果てたる根気の程を、白熱し、一人熱狂して持ちつづけるだけのことである。」(坂口安吾「FARCEに就て」: 57)
Context | Focus | Standard | Context |
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と言ったようなもんだよ | () | を肯定し |
- 引用の主節に見える部分を名詞化している。これまでの談話を引用的に受けるかのように見せて、列挙を続ける。「何言ってやんでいを肯定し」も参照。
Conceptual Mapping
Source | Relation | Target | Pattern |
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Figurative Marker
Marker | Elements |
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Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)