ex:a1064

「むしろ空惚(そらとぼ)けて別人を装うもののごとく」

以前のリビジョンの文書です


「空惚けて別人を装う[もののごとく]」

Example ID a1064
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「思わず嘲(あざけ)るような瞳を挙げて、二階を仰ぎ視(み)ると、むしろ空惚(そらとぼ)けて別人を装うもののごとく、女はにこりともせずに私の姿を眺めていたが、別人を装うても訝(あや)しまれぬくらい、その容貌は夜の感じと異っていた。」(谷崎潤一郎「秘密」: 54)

Context Focus Standard Context
空惚けて別人を装う[もののごとく] (にこりともせずに私の姿を眺めていた)
Conceptual Mappings
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure むしろ…もののごとく
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)