ex:a1051

「薫りと体温が蒸すように罩(こも)っていた」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「薫りと体温が蒸すように罩(こも)っていた」

Example ID a1051
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「疑いもなく私の隣りには女が一人乗っている。お白粉の薫(かお)りと暖かい体温が、幌の中へ蒸すように罩(こも)っていた。」(谷崎潤一郎「秘密」: 45)

Context Focus Standard Context
薫りと体温が 蒸す (罩って)
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
蒸す = 満ちる 状態
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)