ex:a1020

「竜巻が周章(あわ)てふためいて」

「竜巻が周章(あわ)てふためいて」

Page Type Example
Example ID a1020
Author 坂口安吾
Piece 「風博士」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 17

Text

時には部屋の中央に一陣の竜巻が彼自身もまた周章(あわ)てふためいて湧き起ることもあったのである。

Context Focus Standard Context
竜巻が 周章てふためいて ()

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 人間 = 竜巻 旋風=人間

  • 「彼自身」という人称代名詞によって、明示的に擬人化されている。

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 竜巻が部屋の中に急に現れる様が表現されている。竜巻が生じる過程に、周囲の状況に急き立てられて冷静さを失っているかのような取り乱した様子が感じられる。
風景描写 (scene-description) 竜巻が部屋の中に急に現れる様が表現されている。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)