ex:a0995

「風である。しかり風である風である風である」

「風である。しかり風である風である風である」

Page Type Example
Example ID a0995
Author 坂口安吾
Piece 「風博士」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 20

Text

姿見えざるはこれすなわち風である乎? しかり、これすなわち風である。何となれば姿が見えないではない乎。これ風以外の何物でもあり得ない風である。しかり風である風である風である

Context Focus Standard Context
風である ()

  • 語り手の感情の高まりを、反復によって示しているように感じられる。

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
異化 (alienation) 最後の「風である」の反復は、念押し、強調というよりは、無意味で狂気的と感じられる。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)