ex:a0938
「人の足跡を辿れるくらいな筋が附いている」
「人の足跡を辿れるくらいな筋が附いている」
Page Type | Example |
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Example ID | a0938 |
Author | 谷崎潤一郎 |
Piece | 「吉野葛」 |
Reference | 『谷崎潤一郎』 |
Pages in Reference | 285 |
Text
「しかし入の波へ行く本道は『道』に違いないが、右へ折れる方は木深い杉林の中に、わずかにそれと人の足跡を辿れるくらいな筋が附いているだけである。」
Context | Focus | Standard | Context |
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筋が附いている | (道が続いている) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Pragmatics
Category | Effect |
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風景描写 (scene-description) | 「道」といえるほど立派なものではなく、心許ない様子を表している。 |
訂正・換言 (epanorthosis) | 「道」とは言えないほど細いことから「筋」と言い換えている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)